サラリーマン悲喜こもごも

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これまでサラリーマンを20年以上やってきて、4回の転職を経験し現在の会社は5社目。いろいろな社長やいろいろな社風に触れてきました。会社によって文化がまったく違うのも経験してきました。
会社ごとに違いがあるのは当然ですが、その中で会社というもの、仕事というもの、サラリーマンというものにおいては共通点も多く、そんな中で感じた悲喜こもごもについて勝手気ままに書いていきたいと思います。

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サラリーマンは気楽な稼業か?

いつの頃からか「社畜」という言葉が広まり、広まった理由を考えると、やはりその言葉が“言い得て妙”だからだったのではないでしょうか。

日々のサラリーマン生活を俯瞰で見れば見るほど、自分のことも、同僚も、他社の人たちもこの言葉が当てはまっているように見えてきます。
社内(特に上司と)の会話も社外の人との会話も「忖度」のオンパレード。気持ち悪いったらありゃしない。
でも、気が付いたら自分も愛想笑いをしながら会話のための会話を繰り返していたりする。そして改めて認識するんです、「社畜」であることを。
忖度」=「社畜」というわけではもちろんありません。忖度という言葉を調べてみると、

忖度(そんたく)は、他人の心情を推し量ること、また、推し量って相手に配慮することである。「忖」「度」いずれの文字も「はかる」の意味を含む。

『ウィキペディア(Wikipedia)』

とあり、もともとは悪い意味ではなくむしろ日本人らしい素敵な言葉でした。それが1990年代後半から、

上位者の意向を推し量る意味合いでの「忖度」の用例が見つかる

『ウィキペディア(Wikipedia)』

という使われ方になっていきました。

自由がなく抑圧された状態を考えると現代においては 「忖度」という言葉が「社畜」 の一面をとらえているといえなくも無いと思います。

そもそも「家畜」は、人間からエサを与えられ、首輪をつけられたり柵に囲まれた範囲に入れられたりして自由を奪われた状態です。

これを書いている時にふと「およげ!たいやきくん」を思い出しました(だいたいの年齢がわかってしまう、、、)。
言わずと知れた1975~6年に大大大ヒットした名曲で、ヒットの理由が、子供にウケただけではなく、歌詞の内容が、毎日満員電車に揺られて会社へ行き、閉塞感を感じていたサラリーマンが広い世界へ飛びだしていきたいという思いと重なり大人にもとてもウケたといわれています。

ちょっとさかのぼって、「サラリーマンは気楽な稼業と きたもんだ 」というフレーズが日本中で爆発的ヒットとなった1962年前後は“作れば売れる時代”で、どの会社もとても勢いがあって、日本全体が活気に溢れていたと思われます。
当然ガムシャラに働き日本の発展に大きく貢献された先人たちも多くいらっしゃると思いますが、そこそこに働いて定時退社し、毎日飲みに行ってても、ちゃんと給料がもらえて昇給などもしていた時代でした。

書きながらまた思い出したフレーズがあります。
24時間タタカエマスカ
このフレーズがテレビから流れまくって流行語になったのはバブル絶頂の1989年。
昭和から平成にかわりバブルがまさにはじけるというタイミングです。
残念ながら私はバブルがはじけてから社会人になったので、浮かれた雰囲気は一切経験してないのですが、先輩たちからは「あの頃はボーナスの入っている封筒が(厚みがあって)立った」という話を聞かされたりもしました。

思いつくままにつらつらと書いてしまいましたが、時系列で整理すると、

  • 60年代
    「 サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ 」

    作れば売れる時代

  • 70年代
    「およげ!たいやきくん」

    毎日々々同じ作業の繰り返し(閉塞感の時代)

  • 80年代
    「 24時間タタカエマスカ 」

    バブル時代

  • 90年代
    失われた30年

    バブル崩壊、 正社員から非正規社員・派遣社員へ

  • 2000年代
    リーマンショック

    派遣切り、非正規と正規の格差広がる

  • 2010年代
    働き方改革

    ブラック企業、社畜などの言葉が広まる

ざっとこんな感じでしょうか。

この記事を書きながら「なんてつらい時代なんだろう」と改めて思ってしまいましたが、つらくて暗い話ばかりする気はありません。タイトル通り「悲喜交々」、世の中悲しいことばかりではないし楽しいことばかりでもありません。半分ずつくらいの気持ちで書いていきたいと思います。

平日は社畜、休日は家畜

そして、日々の激務から解放されて休日となるわけですが、今度は「社畜」から「家畜」へとなるわけです。
もちろん家庭は心休まるやすらぎの場所であることは間違いないのですが、会社とはまた違った大変さがあることも事実だと思います。
会社だと自分ではやらない(多少はやりますけど)掃除や片付け、ゴミ出しなども全て自分でやらないといけないし、妻の買い物などにもついていかないといけない。
プライベートの行事・イベントなどもあります。配偶者の誕生日や結婚記念日、 正月やお盆に実家に行ったり、 親の古希のお祝いなど。
それに家族・親族が増えていき、義父母・義兄弟姉妹・甥・姪などがいて、しかも近くに住んでいたりすると、行事・イベントの数は指数関数的に増えていき、ほぼ毎週のように何かしら入ってきます。
そしてそれらはすべて強制参加となる。別に参加することがイヤなわけではありません。どのイベントもかけがえのない時間だと思うし、やらない・行かないという選択肢は無いと思います。

何も予定が無い日も、掃除や買い物、食事の準備(我が家では休日のご飯担当は私で、その日の食事はもちろん一週間分の副菜的なものも作ることになっている)に追われ、気が付いたら自分の心身が休まる時間が全くないままに休日が終わる。
休みの日ぐらい「休みたい」のだ。
特に男には“ 一人の時間 ”が必要だから、頼むから一人にしてくれ、と心の中で叫びつつも分刻みでスケジュールが組まれた休日を過ごすことになる。

念のため繰り返しますが、プライベートの行事・イベントは大切だと思うし楽しいし、大事な時間だと思います。妻のことも愛しています。ただ、土日の48時間のうち、“数時間でもいいから自由時間をくれ”というのが唯一の願いです。

そんな時ふと思う、「会社の方が楽じゃん」と。

20年以上サラリーマンをやっているとそこそこの年齢になっているので、ある程度コントロールできることも増えてきます。逆に時間配分は自分で考えないといけません。
「 サザエさんシンドローム 」という言葉がありますが、自分の場合は 「 逆サザエさんシンドローム 」と言えると思います。
日曜日の夕方になると、ある程度自由に時間を使える会社に行きたくなる。

そして金曜日くらいなると、「土日は家でゆっくりしたい」と考えてしまうのですが、実際はゆっくりなどできず分刻みのスケジュールが待っている。。。

詰まるところ会社も「悲喜こもごも」、プライベートも「悲喜こもごも」だ。

そんなサラリーマンの悲喜こもごもについて、いろいろな角度から書いていければと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

今回はこの辺で。

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【人生悲喜こもごも】のCOMO です。
20年以上サラリーマンをやってきた経験をもとに、いろいろな角度から役に立ちそうな情報を発信していけたらないいなと思っております。
また、【人生全部コンテンツ!】という考えのもとに、トレードのことや料理のこと、プラモデル作り、ラジコンのことなど趣味についても発信していきたいと思います。
人生ってホント「悲喜交々」。そして「人間万事塞翁が馬」と思うことも多々あります。あまり難しく考えず「川の流れのように」「時の流れに身をまかせ」て生きていければと思っております。

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