カレンダーをめくってくれているのは誰?

calendar サラリーマン悲喜こもごも

会社の壁にかかっているカレンダー、いったい誰が毎月かえてくれているのでしょうか?
「カレンダーをめくる担当」が決まっている会社もあるでしょうが、特に担当が決まっていない場合、誰がめくってくれているのでしょうか?

自宅では何気なく月の変わり目でめくっているカレンダーでも、こと会社でのこととなると事情が変わってくるのではないでしょうか。

私の個人的な考えでは「月が変わった時にカレンダーをめくってくれている社員」はとても大事にすべきだと思います。

なぜなら、それこそ売り上げにも利益にも貢献しない行為をわざわざやってくれているわけです。
みんなパソコンやスマホでスケジュールを見るので会社の壁にかかっているカレンダーがどうなっていようと誰も困らないし、売り上げも変わりません。
殺伐とした職場だと数か月も前のままカレンダーがめくられていないこともあります。

自宅では当たり前にやる行為が会社というパブリックな空間になった途端にやれ「誰かがやるだろ」とか「なんで俺がそんなことまでやらないといけないんだ」とか「それは総務の仕事だろ」「それは新人の仕事だろ」など役割や上下関係の話になってしまう。

みんなが無関心、他人のことに無関心、職場環境に無関心。
やってもやらなくても給料が変わるわけでもない、もちろん自分の担当でもない。
カレンダーがいつまでも先月のまま、なんてオフィスではこういう空気が漂っているのではないでしょうか。

担当が特に決まってなくても良識のある人がどの職場にも一人くらいはいるもので、その人が月が変わったらカレンダーをめくってくれているのだと思います。

私が最初に就職した会社でこんなことがありました。
社員6人の小さな会社だったのですが、社長が出社するなり全社員を集めてすごく怒りだしました。
その怒った内容は、そうです、事務所のカレンダーが月が変わって2週間も経っているのにめくられていないことに関してでした。
社長の怒りはなかなか収まらず、その時の説教は4時間以上は続いたと記憶しています。
新卒で入社して早々の出来事だったので、正直「なんでそんなことでこんなに怒っているのだろう?」と意味がわかりませんでした。

でも40歳を過ぎた今なら、その時の社長の怒りがよくわかります。

オフィスのカレンダーがめくられていない、先月のままや先々月のままということから以下のことが読み取れると思います。

1.常識がない・恥ずかしいと思わない
オフィスに来客があった際、いつまでも変えられていないカレンダーを見た外部の人はどう思うか?
普通の家庭に育った日本人ならこの状況は“恥ずかしい”と感じるはずです。
取引先の人や、面接に来た就活生も“この会社大丈夫か?”と思うかもしれません。
外部の人からどう見られるかを気にしないということは社会性が欠如していると思われてしまいます。

2.無関心
自分の担当以外の仕事はしない、事前に決められた仕事以外はしない、それ以外のことは自分には関係ないという考えがうかがえます。オフィスでなにか不具合があっても「どうせ誰かがやるだろ」ぐらいに考えていると思われます。

3.管理職の管理が行き届いていない
一般社員が非常識なだけでなく、その上司の管理能力にも疑問が持たれます。
だいたいそのオフィスで一番偉い人(社長なり支店長なり)がチャランポランでいい加減な人の場合だったり、もしくはその上司が下の人間からナメられてる場合など。こういったところではカレンダーだけでなく掃除などもちゃんとしていないことが多いのでだいたいオフィスは汚くて雑然としています。(逆にいえば、掃除が行き届いているオフィスでカレンダーがいつまでも前の月のままだったりということはないと思います。)

カレンダーがいつまでもめくられていないというだけで、これだけマイナスの要素が考えられます。

果たしてこのオフィスはいいオフィスでしょうか?

このオフィスで働きたいと思うでしょうか?

たかがカレンダー、されどカレンダーというお話でした。

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【人生悲喜こもごも】のCOMO です。
20年以上サラリーマンをやってきた経験をもとに、いろいろな角度から役に立ちそうな情報を発信していけたらないいなと思っております。
また、【人生全部コンテンツ!】という考えのもとに、トレードのことや料理のこと、プラモデル作り、ラジコンのことなど趣味についても発信していきたいと思います。
人生ってホント「悲喜交々」。そして「人間万事塞翁が馬」と思うことも多々あります。あまり難しく考えず「川の流れのように」「時の流れに身をまかせ」て生きていければと思っております。

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