数あるYoutube動画の中で、私がとても影響を受けたり、人生の指針となるような動画をまとめました。
『座右の銘』ならぬ『座右の動画』です。
あくまで個人的な備忘録です。
(動画の感想・解釈も私の勝手な理解なので、間違っているところもあるかもしれませんが、その点はご容赦頂ければ幸いです。)
Think Big – 大きく考えよう
1番最初にご紹介する動画は、かなりスケールの大きい動画となっております。
私たちのいる地球が太陽の周りを1年かけて回っているのはご存知の方も多いと思いますが、その太陽は宇宙の中で静止しているわけではなく、太陽もまた太陽系の惑星たちを引き連れて宇宙を旅しているようです。
私は宇宙が専門でもなんでもないので天体の詳しいことはわかりませんが、なにも考えずにボーっとこの動画を見ていますと、スケールが大き過ぎてなにも考えられなくなります。
そうすると日常の些細な事はどうでもよく思えてきます。
会社のことや家庭のこと、人間関係や健康問題、お金のことなど、日々いろいろなことが私たちの頭を悩ましていますが、この天体の壮大な物語を見ているとどんなことも小さいことに思えてきます。
戦争も温暖化も、所詮小さな地球上での話。
我々の太陽系は何億年もかけて広大な宇宙を旅していると思うと、ほんと人間同士のいさかいはどうでもよく思えてきます。
そして、この動画を見終わった頃には、『すべてを許そう』という気持ちになります。
理不尽なことばかり言うバカ上司も態度の悪いコンビニ店員も、みんな許そうという気持ちになります。
宇宙の時間の流れからいうと、我々の人生なんてまばたきよりも短いほんの一瞬の出来事です。
その貴重な一瞬ですから、せめてみんなで仲良く楽しく過ごしたいものですね。
それぐらい大きな気持ちにしてくれるこの動画を一番最初に紹介させていただきました。
世の中【バランス】
これも私の大好きな動画で、日本人の琴線に触れる素晴らしい内容だと思っております。
この動画を一言でいうなら【バランス】です。
バランスというものについてとても深く考えさせられる動画です。
考えてみれば世の中すべてバランスです。
人と人、国と国、会社と会社、人と国、人と会社、国と会社・・・
需要と供給、アメとムチ、グーチョキパーetc.
すべて絶妙なバランスの上で成り立っています。
ちょっとでもバランスが崩れれば、たちどころにいろいろなところで不具合が出てきます。
宇宙もまた、絶妙なバランスで均衡が保たれていると聞きます。
つまりこのパフォーマンスは“宇宙を表している”と私は勝手に解釈しています。
なのでこの動画も1本目に続き“宇宙”つながりです。
スケールが大きくていいですね。
動画の最後に、一瞬にしてバランスが崩れ、今まで作り上げてきたものがあっという間に崩れ去ってしまうシーンがあるのですが、これがまたいい!
なんというはかなさでしょう。美学を感じます。
「諸行無常」「侘び寂び」なんて言葉も頭に浮かびました。
そして、改めてバランスの大切さについて考えさせられるのでした。
まるで空気のようにとても大事なものだけど、当たり前すぎて普段なかなか意識することのない【バランス】というテーマを表現しているから、このパフォーマンスは万人に受け入れられるのだろうと思いました。
“指揮者”の重要性
3番目にご紹介する動画は、オーケストラにおける指揮者の重要性がわかる動画です。
私はこの動画が本当に大好きで、今まで何百回観たかわからないほどです。
そして毎回熱いものが込み上げてきてしまいますので困った動画です。なぜかわかりませんが、毎回感動します。
ストーリーはこうです。
コントラバスを持ったストリートミュージシャンがいて、その人の前には帽子がひっくり返しておいてあります。チップを入れる帽子ですね。
そこへ、近くにいた少女が帽子の中へコインを投げ入れました。
するとどうでしょう、コントラバスを持ったストリートミュージシャンが演奏を始めるのですが、そこへもう一人、どこからともなくチェロを持った人が現れ演奏に加わり2人での演奏となります。
そして今度はヴィオラを持った人が現れては演奏に加わり、あれよあれよというまにどんどん楽器をもった人が演奏に加わっていき、あっという間に路上にオーケストラの編成が出来上がってしまいます。
それだけでは終わらず、なんと合唱も加わり、ヴェートーベンの「第九」(合唱つき)が完成してしまう、という内容です。
私は「第九」が大好きなので、この動画は何百回でも観れてしまいます。
音楽が街中に自然と溢れているヨーロッパならではの光景で、なんともうらやましく思えます。
そんな中、何十回目かである面白いことに気付きました。
指揮者の登場するタイミングです。
最初はいなかった指揮者が、いつの間にかあらわれて、オーケストラを指揮しています。
オーケストラにおいて指揮者がいかに大事な存在かということに関しては理解しているつもりですが、今回のようなケースでも、やはり大事な存在なのか気になって何度も見直しました。
映像の編集上ハッキリとは見えないので厳密にはわかりませんが、演奏者がだいたい10人を超えたあたりでフラフラと歩いてきて、あきらかに10人以上の演奏になった頃には指揮をしています。
つまり、(事前の練習などは考えずに)指揮者が必要となってくるしきい値は10人というのが一つの目安になると考えられます。
実際はそんなこと関係なく、単に映像としての演出かもしれませんが、私はこの指揮者が登場するタイミングはとても重要で意味があるものだと勝手に解釈しております。
どういうことかと申しますと、オーケストラに限らず10人までのグループでしたら、なんとなく阿吽の呼吸でうまくいくかもしれませんが、10人を超えるとメンバーをまとめるリーダー役が必要になる、ということを表現しているように思います。
友達同士で始めたベンチャー企業なんかも、社員が10人まででしたら仲良しグループでなんとかなるかもしれませんが、10人を超えるとちゃんとした管理職が必要になってくる、と思われます。
就業規則も10人以上だと必要になってくることを考えると、やはり10人というのが一つの目安に思えてきます。
実はこの発見をきっかけに、「オーケストラの指揮者≒会社の経営者」という考えを深めていくことになるのでした。
この「オーケストラの指揮者≒会社の経営者」という考え方についてはまた別の機会に書きたいと思います。
そんなこんなで、何回観ても「よく出来ているなぁ」と思ってしまう動画でした。
また、ちょっと視点がかわりますが、子どもを抱えたお母さんが合唱していたり、広場にいた子どもたちが指揮者の真似をしていたりと、個人的にグッとくるポイントがいくつもあるのですが、それらを見てまさに幼少の頃から、へたしたらお母さんのお腹の中にいる時からオーケストラの生演奏に触れているヨーロッパ人にはかなわないなぁとあらためて思い知らされる動画でもあります。
ちなみに、詳しいことはわかりませんが、スペインあたりの銀行の宣伝用に作られた映像だと思われます。よく出来ているはずです。
こんな大人に 私はなりたい
ハプニングをユーモアで乗り切り、険悪な雰囲気になりそうなところを、笑顔にしてしまったこのヴァイオリニスト。ただものではありません。
こんな大人に 私はなりたいです。
小さなことでもすぐに目くじら立てて怒る人がいますが、なんでも怒ればいいってもんじゃない。
「謝罪しろ!クレームだ!」と大騒ぎするのも結構ですが、そういう人は一度この動画を見た方がいいと思います。
これぐらいの寛容さが、今の世の中必要なのではないでしょうか。
真のプロフェッショナル
一番の見どころは、歌い終わって、ヴォーカリストの顔から少女の顔に戻る瞬間。
この瞬間がたまりません。
あどけない少女の顔を見せることによって、歌っているときのプロとしての顔がより一層際立ちます。
本当に歌っているときの顔は“プロ”の顔です。年齢は関係ありません。
本人は“プロ”とか意識していないかもしれません。難しいことは抜きにただ唄っているだけかもしれません。本能で唄っているだけかもしれません。逆にそれが子どもの強みです。このピュアさに大人は絶対にかないません。
本人がピュアに歌の世界に入り込んでいるから、それを観た人は感動するのです。
唄が上手だから感動するわけではありません、“入り込んで”いるから感動するのです。
煩悩や邪念なく歌の世界に入り込んでいる姿は、それだけで観る価値があります。
普段、会社などで腹の探り合いや根回しばかりしている人にとっては一番の目の保養になるのではないでしょうか。
心が洗われるとはこういう時に使う言葉なんだな、と思います。
他人を尊重できないなら出ていけ
こんな立派な校長に育てられた米軍とは戦うもんじゃないな、と思ってしまいます。
人種のるつぼである米国ならではの内容ですが、島国である日本でも充分当てはまる内容です。
なぜなら、人間は“3人集まれば派閥ができる”というくらい仲間はずれが好きな生き物です。他人の悪口・陰口が好きな生き物です。すぐに排他的になります。
でも大事なのは、他人の欠点や悪いところを見つけるのではなく、他人を尊重すること。
こんな当たり前のことをこんな熱く語られたら、米軍は強くなります。
まして生死が掛かった戦場でともに戦う仲間です、お互いに尊重し合っていない状況で自分の命を仲間に託せますでしょうか。
この動画もたまに見ては、刺激を受けています。
悪口言ったら負け
斉藤一人さんが好きな人はもちろんご存知だと思いますが、あまり好きではない人も一聴の価値ありです。
あなたが尊敬する人は、いつも人の悪口・陰口を言っている人ですか?
悪口・陰口ばかりいう人で、いわゆる“人格者”と言われている人がいないことを考えるとすぐにわかりますよね。
何か嫌なことがあったりすると、つい毒を吐いてしまいそうになりますが、そこをグッと我慢してその毒は飲み込んでしまいましょう。慣れてくれば自然と出来るようになると思います。
斎藤さんご本人はこの話しを1ヶ月で100回聞いてください、と動画の中で言っていますが、私は2ヶ月に1度くらいは聞いて思い出すようにしています。
Attitude (態度・姿勢)
25分10秒からが見ていただきたい部分となります。
【ラジコン】と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか?
<子どものおもちゃ>というイメージをお持ちの方も多いと思います。
ですが、そういった“おもちゃ”(トイ)ではなく、“趣味”(ホビー)のラジコンというものが世の中には存在します。
10万円以上の車体もありますし、全日本選手権や世界大会などもあります。プロのドライバー(ラジコン操縦者)やメカニックもいます。
そういったホビーラジコンもしくは競技ラジコンといわれている世界で、日本におけるラジコン界の第一人者といったらこの「広坂正美」さんになります。何度も世界チャンピオンになっています(たしか世界戦14勝)。
どんなジャンルでもそうですが、世界で戦っている人、まして世界一になるということ、そして何年も世界一であり続けるなんてことは生半可なことではありません。
そういった人の言葉は、活動のジャンルに関わらず傾聴に値すると思います。
何度も世界チャンピオンになるということは、もちろん本人の努力や才能による部分が大きいことは間違いありませんが、それだけで世界チャンピオンになれるというものでもありません。その活動を支えてくれるたくさんの人たちの協力があってはじめて勝てるわけです。オリンピック選手なども皆そうではないでしょうか。
でも表彰台に立てるのは自分一人です。影で支えてくれた人たちは表彰台にはあがれません。
そんな表彰台に立つ人として、どんな態度・姿勢が大事か、という話です。
表彰台だけではありません。いついかなる時も、その一挙手一投足が見られています。
バックヤードでも、移動中のバスの中でも、常に見られています。
試合に負ける時もあります。
どんな時でも立派な態度・姿勢でなければいけません。
そうでなければ支えてくれた人たちに対して失礼だし、対戦相手にも失礼だし、競技そのものにも失礼にあたります。
こういったことは世界を相手に戦うような人でなくても、私のような中小企業の普通のサラリーマンであってもとても大事なことだと思います。
コメント