先日購入したラジコンの組み立てキットをド素人が本気で組み立てました!
初めてではありましたが、この2年間、様々なラジコンの組み立て動画やブログなどを見まくりましてイメージトレーニングはバッチリの状態で臨みました。
と言ってもやはり実際に組み立てるとなると、いろいろな壁に直面するわけでして、、、
まぁ、そうやって壁にぶち当たるのもホビーラジコンの醍醐味なわけで、、、
でもYoutubeに組み立て動画をアップし、私が壁にぶち当たっていたり、疑問に思ったことをブツブツ言っていると、心優しい視聴者の方々がコメント欄でいろいろ教えてくれたりします。これはYoutubeに動画をアップする一番のメリットだと思います。
ちょっとした疑問などがあった時に、私のように周りにラジコンについて詳しい人がいるわけでもなく、ネットでも欲しい情報が得られなかった時に教えてくれる人が現れるのはとてもありがたいことです。
よくYoutuberが「私は視聴者に情報を提供しているのではなく、視聴者の方から教えて頂いている」というような発言をしていることがあるのですが、まさにその通りだなあと思いました。
というわけで、初めてのラジコンキットの組み立ての様子です↓
ド素人が本気で組むTT-02B その1
手順1~8までの組み立ての様子です。
手順1:走行用バッテリーの充電
なぜ最初にバッテリーを充電するのか?
まだ組み立て初めてもいない状態で、走らせるのはまだまだ先なのに・・・
そんな疑問が最初は頭をよぎりましたが、すぐにその答えはわかりました。
手順28でサーボにサーボホーンを固定する際、サーボのニュートラル位置(センター)を出すために、メカ類をつなぎ電源を入れる必要があるからです、
その時にバッテリーが空で、それから充電を開始すると作業が1~2時間ストップしてしまいます。
「そんな無駄がないように、あらかじめバッテリーの充電をやっておきましょう」ということだと私は理解しました。
ラジコン人口の裾野を広げるためだと思いますが、こういう初心者に対する細かい配慮はさすがタミヤだと感心しました。
手順2:スパーギアの組み立て
組み立て自体は難しいところはないのですが、2x10mmのシャフトを見つけるのに苦労しました。
説明書をよく読んでなかった自分が悪いのですが、袋詰Aを重点的に探せばよいものをざっと見ただけで見つからなかったので袋詰Cに2x10mmのシャフトを見つけ、「なんで袋詰Cに入ってるんだよ!」と一人でイライラしていました。
袋詰に入っている部品が多過ぎるように感じます。もうちょっと手順ごとに細かく袋をわけてもらえると探しやすいかと思いました。
あと、ボールベアリングはあえて使わず、まずは付属のプラベアリングを使用します。
この状態でしばらく走らせ、ボールベアリングに交換した時にどんな風に変わるかを楽しみたいと思っております。
動画ではグリスを塗らずに組み立てていますが、これは一度グリス無しで組み上げて軽く走らせ、ギアなどの各部の当たりを出したのちに、またバラしてからグリスを塗るという作戦です。
手順3:プロペラシャフトの組み立て
ここも特に難しいところはありませんでしたが、TT-02のプロペラシャフトについてはマイティノッキーさんの動画で大事なポイントが2つ話されていました。
1つはオプションのアルミプロペラシャフトに交換しないで、キット標準のプラスチックのプラペラシャフトが良いという話。
センターデフが無く前輪後輪の差を吸収する機構がないラジコンでは、どこかで前輪後輪に差が出来たときにそれを逃がす必要があります。
その時にプロペラシャフトがプラスチックだと柔らかいので適当に誤魔化すことができると言います。反対にアルミのプロペラシャフトだと融通が利かないのでどこかでタイヤがスリップすると。
なんとなくアルミのオプションパーツの方がカッコいいし性能も良くなりそうですが、必ずしもそうではないというお話でした。
2つ目は、プロペラシャフトと前後につながるスパーギヤやベベルピニオンギヤ(GB2)のパーツとの間に大き目なアソビがあり、アソビがあること自体は問題ではないのですが、ベベルピニオンギヤ(GB2)がギヤデフのリングギヤ(GB4)にしっかり当たらない状況が生まれてしまいます。
ベベルピニオンギヤ(GB2)がギヤデフのリングギヤ(GB4)にしっかり当たり続けるためにプロペラシャフトのアソビはなくしたい。そこでスポンジを詰めてプロペラシャフトが動かないようにすることが大事、とのことでした。う~ん、勉強になります。
手順4:プロペラシャフトの取り付け
メインシャーシの登場です。
ネジは思いっきり締めてもシャフトの回転はシブくなりませんでした。
手順5:デフギヤの組み立て
これだけは以前作ったことがあるので、迷うことなく組み立てられました。
今回はアンチウエアーグリスを塗りながら組立てました。
2x8mm(MA8)のネジを締めこむのがかなり難しかったです。というのはかなり固いところなので思いっきり締めていくのですが、どこで止まるかがわかりずらくナメそうで怖いということです。
ここもプラスチック部品のバリはキレイに切り取ります。
手順6:デフギヤの取り付け(フロント)
ここも将来的にはボールベアリングにしたいと思いますが、今は1280メタルで様子をみたいと思います。
砂などの侵入を防ぐためにギヤカバーの合わせ目にアンチウェアグリスを塗りました。
手順7:デフギヤの取り付け(リヤ)
手順6と同様です。
手順8:モーターマウントの取り付け
モータープレートという名の厚紙を使うのですが、この厚紙、本当にただの厚紙で一体なんの意味があるのだろうと思っておりましたが、それを動画内でつぶやいたところコメント欄で「モーターの熱でマウントが溶けないようにするためのタミヤ特有のもの」と教えて頂きました。本当にありがたいことです。
ピニオンギアを取り付けるのですが、モーターマウントの面から10mmと指定されていて、それを測るのにノギスが便利でした。ノギスは必需品ですね。
使用したノギスです↓
ド素人が本気で組むTT-02B その2
手順9~手順14までです。
手順9:モーターの取り付け
早くもモーターの取り付けです。
モーターマウントのおかげでバックラッシュ調整の必要がなく、なんともあっけない取り付けなのですが、本当に大丈夫なのかな?とも思います。
初心者にありがたいのは間違いないのですが、お手軽というメリットの反対に微調整が出来ないことや、好きなピニオンやスパーギヤの組み合わせが取り付けられないというデメリットがあることも事実です。
その場合はサードパーティー製のモーターマウントを使えば好きなピニオンが使えるようになりますが、微調整を自分でやる必要が出てきます。
自分は今のところ出来るだけお気楽にやりたいし、そこまでスピードを出すこともないと思いますので、キット標準のモーターマウントのままいくか、純正オプションのアルミのものに交換するくらいだろうと思います。
手順10:リヤロワアームの取り付け
アームの取り付けです。
U字シャフトを左右のアームに同時に通していかないといけないのですが、これがなかなか難しかったです。どちらかのアームを持ってシャフトを通そうとすると、その間に反対側のアームがパタっと落ちてしまします。
一見構造的にも単純で、部品点数も減るので良いように思いましたが、これは単に組み立てずらいだけだと思いました。普通に2本のシャフトの方がよかったのでは?と思いました。オプションでそういった商品もありますが、これはフロント専用でリヤ用は無いみたいです。
このオプションの説明書きに「左右別々にサスアームを組み立てられるので、メンテナンス性もアップします。」と書いてあり、U字シャフトは組みずらいことはタミヤさんも認識しているということだと思います。
部品点数を減らしてコストダウンしているのもわかります。欲を言えばリヤ用のオプションも出して欲しかったです。
手順11:リヤバンパーの取り付け
とてもかわいいバンパーで、組んでいるときはバンパーだと気づかず、後でバンパーだと知りました。それくらい小振りな部品です。
だからあまく見ていたわけではありませんが、今回の組み立てで唯一、不可逆なミスをしました。
MA1というネジを締めこむ際、締め込み過ぎてしまい、部品を貫通してしまいました。
止まらないなぁと思っていたら突き抜けていたようです。
でも、特に構造上力のかかるところでもなさそうなので事なきを得ましたが、一瞬「やっちまったぁ~」と焦りました。
手順12:フロントロワアームの取り付け
リヤに比べて若干構造が複雑です。
ここでもU字シャフトのおかげで苦労させられました。
この時、U字シャフトをいかに左右同時に一発で通せるか、ということに意識がいってしまい、アームの向きが間違っていることに気付かずシャフトを通してしまいました。
無事U字シャフトが通って安心していると、どうもアームのガタが大きいように感じました。ガタというかアソビというか、アームが前後にかなり動きます。
これはおかしいと思ってよく見てみると、タイヤがつく側がボディの方になってました。
せっかく通したU字シャフトを抜いて、またやり直しです。
何やってんだ俺は、と思いつつもこうした作業がとても面白いとも感じるのでした。
ひとつひとつの部品がちゃんと向きがあって、役割があって、それらがそれぞれの機能を果たして初めてクルマがちゃんと走るんだなぁと。
よくよく説明書を見たら、「形、取り付け向きに注意。」とちゃんと書いてありました。
手順13:フロントバンパーの取り付け
特に難しいところはありませんでした。
A8という部品がちょっといれずらかったぐらいです。
手順14:フロントアームの取り付け
部品の向きに注意することと、ネジの締め込み過ぎにも注意が必要です。
締め込み過ぎるとあきらかに動きがシブくなりますので、アームをブラブラさせながらシブくなる直前まで締め込みます。
ド素人が本気で組むTT-02B その3
手順15~手順19までです。
手順15:フロントアップライトの組み立て
ステアリングに関わる重要なパーツですね。
ここではMB7という段付きビスの締め込みが難しかったです。
ちょっとでも曲がってねじ込んでしまうと、アップライトがスムーズに動かなくなりステアリングに影響が出てしまいます。
最初に締め込んだ時ちょっとナナメになっていたようでアップライトがスムーズに動かず、一度はずして締め直したりしました。
このキットを組み立てるにあたり、全体的にあまりシビアなところはなかったかと思いますが、唯一このMB7の締め込みがシビアだったと思います。
手順16:フロントアップライトの取り付け
説明書にはドッグボーン(N3)を使ってギヤボックスジョイント(N2)にOリング(MB16)を押し込むようにと書いてあるのですが、これが完全に奥まで入るわけではなく、中途半端なところで止まってしまいます。
N2の真ん中あたりでOリングがとまってしまい、それ以上押し込もうとしても入りません。どういう状態が正解なのかがわからないので困りましたが、一旦そのまま組んでいくことにしました。
手順16が出来上がって、あらためてよく見てみると、この中途半端なところで止まっているOリングが、色々な状況になるドッグボーンに対して、いい感じのテンションをあたえ、簡単にはずれないようにしているんだとわかりました。
アームが上下に動いたり、ステアリングが切られたりしても駆動力を伝えないといけないため、ドッグボーンとジョイントの間はかなり大きな可動域が必要ですが、それはドッグボーンのはずれやすさとも関係してきます。
当然、すぐにドッグボーンがはずれてしまっては楽しく走れないので、はずれないようにギヤボックスジョイント(N2)とホイールアクスル(N1)にしっかりハマってなければいけません。
ドッグボーンが常に最適な位置にいるようにするという、その動的な仕組みをOリング1個でやっていると思うと、これを考えた人はすごいなぁと感心しました。
手順17:リヤアームの取り付け
大きく存在感のあるリヤダンパーステー(A4)を取り付けるわけですが、今まで色々なTT-02B関連の記事などで、「やわらかい・グニャグニャ」だと書かれているのを見てきました。今回実際に触ってみてよくわかりました、本当にやわらかい素材でできていました。
やわらかいから何かにぶつかった時などのショックをまともに受けず、力を逃がしているので壊れにくいというのはよくわかるのですが、ここまでやわらかいとセッティングもなにもないのでは?と素人ながら思ってしまいました。
このあと、ダンパーを付けてみてさらにこのグニャグニャ感を感じることになります。
手順18:リヤアップライトの組み立て
フロントに比べたら可動部分がないので単純な構造です。
プラベアリングを使い倒してボールベアリングに交換するのが楽しみです。
手順19:リヤアップライトの取り付け
フロント同様謎のOリングがありますが、もう謎ではなくなりました。
ドッグボーンに適度なテンションを加える大事なOリングです。
(あくまで私の解釈です)
ネジを締め込み過ぎてアームの動作がシブくなってないか、なんの引っかかりもなくアームがブラブラ動くか確認します。
だいぶクルマらしくなってきました。
ド素人が本気で組むTT-02B その4
手順20~手順27までです。
ついにずーっとやりたかったダンパーの組み立てです。
手順20:フロントダンパーの組み立て1
いよいよダンパーです。
これが作りたいからラジコンを作っていると言っても過言ではありません。
(それはさすがに言い過ぎか?)
このダンパー、いろいろ作法があるようで、Youtubeにもたくさんダンパーの作製動画があり、片っ端から見ていったのですが、なかなか奥が深いようです。
まず、説明書ではOリングを先にシリンダーに入れて蓋をし、そのあとピストンロッドを通すようになっているので、その通りに組立てたのですが、多くのYoutube動画では、先にロッドを通しておいてから、そこにOリングを通した方がOリングへのストレスが無い状態でロッドを通すので、Oリングを気づ付ける可能性も減り、ロッドの動きもスムーズになるとのこと(私の動画の視聴者さんからもそのように教えて頂きました)。
説明書通りに作っちゃいけないなんて、、、
これだけじゃなく、ラジコン作りって作法が多過ぎて説明書には書ききれないんでしょうね。
そういったところがまた趣味としての奥深さがあり、惹きつけるんでしょうね。
他にも説明書通りだと不具合がある点として、ダンパーエンドをロッドにねじ込む際、シャフトの部分を傷つけないように、と説明書では書いてありますが、そのシャフトをペンチで挟むイラストが書いてあり、そうしないとダンパーエンドがねじ込めないという構造も、なかなか不思議な感じがします。
ラジコン業界では、使い古したニッパーでネジ部の一番端をつかみ、それでダンパーエンドをねじ込むというやり方が多いようですが、いまいちスマートじゃないように思います。
ほかに方法はないのでしょうか?
ちなみに私は今回、タミヤのノンスクラッチ ラジオペンチでロッド部分をはさみ、ロッドを固定したのですが、半端な力だとダンパーエンドを回した際にロッドも一緒に回ってしまったので、かなり力を入れてペンチを握ってはじめてダンパーエンドをねじ込めました。
誰かもっとスマートに出来る方法を考えてくれませんかね?
手順21:フロントダンパーの組み立て2
オイルをシリンダーに入れる工程です。
このためにダンパースタンドを買うかどうか悩みましたが、やはり買って正解だったと思います。
こういったものがあると“やってる感”が出て気分がいいです。
そうです、気分の問題です。
趣味の世界ですから、気分は大事です。
頭の中ではF1のピットクルーです!
カッコから入るんでいいです!
シブシブのダンパー作っててもいいんです!初めてなんですから!
(と、自分をなぐさめる・・・)
空になったティッシュの箱に穴を開けてダンパー作っても、高性能なダンパーが出来る気はしません。早いクルマが出来る気はしません。
やはりカッコは大事です。
手順22:ダンパーの取り付け(フロント)
ダンパーが出来上がり、取り付けていきます。
ダンパーが付くと一気に見慣れたラジコンっぽくなります。
初めて作ったダンパーがどんな走りをしてくれるのか、期待が高まります。
手順23:リヤダンパーの組み立て1
フロントと同様です。
手順24:リヤダンパーの組み立て2
フロントと同様です。
手順25:リヤダンパーの組み立て3
フロントと同様です。
手順26:ダンパーの取り付け(リヤ)
フロントと同様なのですが、リヤダンパーステーが柔らか過ぎてちょっとびっくりしました。
ほんとグニャグニャです。
ダンパーが沈み込む前にまず先にダンパーステーが大きく曲がるので、スプリングの固さもオイルの粘度も関係ないんじゃないかと思えてしまいます。
つまり、あまり細かいセッティングは意味をなさないと思われます。
TT-02B全体に言えることですが、このグニャグニャ感が壊れにくい要因と言いますか、そういう設計なのでしょう。
まだ走らせてないのでなんとも言えませんが、個人的にはセッティングをアレコレ考えながらいじっていったら楽しそうだなぁと考えていたのですが、そうするためには大量のオプションを投入して、カチッとしていかないといけないかもしれません。
でも、たぶんそうするとTT-02Bである意味がなくなり、もっと上のクラスの車を最初から買った方が、イニシャルコストが高くても結果安上がりになる可能性が出てきます。
エントリークラスのTT-02Bをお金をかけてパワーアップしていくのも、もちろん一つの楽しみ方だと思います。
おそらくこのTT-02Bは、もう一台TT-02Bが買えるくらいのオプションを投入することになるんだろうなぁという気がしております。
手順27:ステアリングワイパーの取り付け
大事な大事なステアリングワイパーの取り付けです。
マイティノッキーさんが、ここは真っ先にアルミのオプションに交換した方が良いとおっしゃっていた箇所なので、交換した方が良いんだろうなぁと思いますが、今回はキット標準のドノーマル状態でしばらく走らせるというコンセプトなので、しばらくはこのままにしたいと思います。
取り急ぎステアリングワイパーはスルスル動いてくれればいいとして、問題はスポンジテープです。
説明書になんの説明もなく、ただスポンジテープを貼るように指示があるのですが、これは一体何のために貼るのか?どういう効果があるのか?さっぱりわかりません。
私の動画の視聴者さんからも何も情報が得られませんでした。
サーボセイバー的な役割があるのでしょうか?
このスポンジテープを貼らないとすぐにサーボが壊れてしまうのでしょうか?
むしろ抵抗となってサーボの動きを邪魔しているように見えます。
このスポンジテープの謎をわかる方がいらっしゃいましたら是非教えて頂ければと思います。
ド素人が本気で組むTT-02B その5
手順28~手順34までです。
手順28:ラジオコントロールメカのチェック
ここで手順1で充電していたバッテリーが生きてきます。
こういう段取りって大事ですよね。
仕事なんかもうまくいくかどうかは準備・段取りで9割決まりますからね。
で、万全の態勢で臨んだ手順28でしたが、思わぬ壁にぶち当たりました。
その壁とは↓
受信機にESCのコネクタが入らない・・・
なんということでしょう、まったく予想外のトラブルに遭遇しました。
こんな成熟した市場の商品で、こんな互換性の問題が出るとは。
受信機側が小さいのか、HOBBYWINGのESCのコネクタが大きいのか、、、
ラジコンを初めて組み立てる者にとっては頭が真っ白になる瞬間でした。
ネットで調べてみるとサンワのコネクタにはいくつか世代によって種類があることがわかりましたが、それがわかっても解決にはなりません。
なんとかしてコネクタを受信機に差し込まないと先に進めないので強硬手段に出ることにしました。
サーボは受信機と同じサンワ製で、サーボのコネクタはかなりきつかったですが、なんとか入りました。そのサーボのコネクタとESCのコネクタを見比べると、ESCのコネクタの方が若干大きいのがわかりました。
であるならば、ESCのコネクタの外側を削ってしまおうと思いつき、ヤスリで削ってみました。
少し削っては差し込んでみて、ダメならまた削りを繰り返すこと30分。
少し入りそうな気配があったので力で強引にねじ込んでみたところ・・・
なんとか入りました。
本当にこんなに無理やり入れていいのか?っていうくらい固かったです。
このやり方が正しかったのか、もっといい方法があるのか?
初心者で周りに聞ける人もいないので、この状況をYoutubeの組立動画の中で投げかけたところ、ベテランの方々からたくさんの情報をいただけました。
本当にありがたかったです。この場を借りてお礼申し上げます。
結論としては、サンワ製の受信機がキツイというのは周知の事実のようです。
今までたくさんのラジコン組立動画を見てきたつもりでしたが、あまりこの点が語られることはなかったように思います。
皆さん、このキツイ受信機と格闘されているようでした。
そのことがわかっただけでもYoutubeをやっていてよかったと思いました。
そうじゃなかったら自分の受信機が不良品か?とかハズレを引いたか?とか悶々と考えることになってしまったでしょうから。
手順29:サーボステーの取り付け
どんな作業にもノウハウがあるようで、このサーボステーの取り付けもちょっとしたノウハウがありました。
サーボとサーボステーをビスで止める際に、それらの底面がピタッと合っているようにした状態で締め込む必要があると、GAGAの高橋さんがおっしゃってました。
なるほど、サーボによって大きさが微妙にマチマチなのでこの辺はアソビが大きく設けられているようです。なので適当に取りつけてしまうと斜めになったまま固定されたりしてよろしくないようです。
ただ組み立てるといっても、細かいノウハウがたくさんあるんだなぁと改めて思いました。
もう一つ、手順29ではC4という部品をD6という部品にラジオペンチなどで押し込むのですが、まっすぐ入ればいいのですが、斜めに入ってしまったりすると、また取り出して入れ直さないといけないので注意が必要だと思いました。
つまり私は斜めに入れてしまって大変な思いをしたということです。
手順30:ステアリングサーボの取り付け
シャーシにステアリングサーボを取り付けます。
ここまで来たらほぼ完成ですね。
焦る気持ちをおさえて残りの作業も丁寧にやっていきたいと思います。
この工程でモーターにカバーを取り付けますが、これって必ず必要ってわけでもないですよね?子どもが熱いモーターに触ってしまわないようにするためのものだと思いますが、せっかくなので取り付けておきます。
スイッチもこのカバーに取り付けるようですが、私のESCから出ているスイッチは形状的にもケーブルの長さ的にも取り付けられませんでした。
手順31:RCメカの搭載例
シャーシが完成したのでメカ類を載せていきます。
ベテランさんのようにキレイな配線は憧れますが、今のところは「まず動くようにしたい」というのが先なので、そこそこに配線して束ねてしまいます。
ラジコンについて調べ始めたころ、このメカ類を両面テープで固定するということに少々衝撃を受けました。それにメカの搭載場所は決まっているわけではなく自由に決められるというのも衝撃でした。
シャーシごとに受信機やESCの場所は決まっていて、ガッチリとシャーシに固定されているものと勝手に思い込んでいたので、この「自由」というのは新鮮でした。そしてホビーとしての奥深さを感じるのでもありました。
配線のキレイな人、雑な人、それぞれの性格が出て面白いと思います。
昔取った杵柄で半田ごてには多少の覚えがありますので、近いうちにこのクルマもキレイなワイヤリングにしたいと思います。
ちなみに受信機を収納できる防塵ケースですが、最初使ってみたところかなり場所をとり、見た目にもなんかやぼったい感じがしたので使うのをやめようと思っていましたが、一度ダートを走らせたらクルマの中が土や葉っぱがいっぱい入り、これは防塵ケースを使った方がいいという結論にいたり、最終的には使うことにしました。
手順32:ホイールの組み立て
組み立てといっても押し込むだけですが、慣れないとなかなか入らず手が痛くなりました。
タイヤとホイールは接着すると思って接着剤も用意していたのですが、説明書には接着の指示がなかったので接着剤は使用しませんでした。
これもYoutubeのコメント欄で教えて頂いたことなのですが、540モーターのパワーでオフロードのようにグリップの低いところでは接着しなくても特に問題ないそうです。
なるほど、何でもかんでも接着すればいいってもんではないってことですね。
接着してなければホイールも使い回せますし、、、
実際作ってみないと分からないことばかりですね。
手順33:ホイールの取り付け
ホイールを取り付ける際に、2x10mmシャフトをアクスルに通して六角ハブをかぶせるのですが、この2x10mmシャフト本当によく落ちます。そしてどっかに行っちゃいます。
これは早々にクランプ式アルミホイールハブに交換した方が良いというのは良くわかりました。
まぁ、外でホイールを外すことは今のところないと思いますが、早目に購入したいオプションのひとつですね。
手順34:走行用バッテリーの搭載
この車体についに命が吹き込まれます。
それにしてもこのバッテリーについているタミヤコネクタ、あまりカッコよくないといいますか、洗練されていないといいますか、古臭さを感じます。
許容電流も少ないそうなので、そのうちディーンズコネクタに替えていきたいと思います。
ド素人が本気で組むTT-02B その6
最後の手順35です。
シャーシが完成しましたので、ついにボディ作りです。
手順35:ボディの取り付け
説明書では最後の工程となるボディの取り付け。
ラジコンに対してケチばかりつけているようで気が引けますが、このボディを留めるスナップピンももうちょっとなんとかならないかなぁと思います。
なんせ取り外しの際、手が痛くなります。
私が慣れてないだけかもしれませんが、スムーズに取り外しができません。
スナップピン以外だとドリフト車とかでマグネットも使われているようですが、これも最適解か微妙です。もし最適解なら全部マグネットに代わっているでしょうからね。
マジックテープっていう方法もありますね。個人的にはスナップピンよりもマジックテープの方が良いような気がしますが、市民権を得ていないところをみるとやはりスナップピンが現代でも最適解ということなのでしょうか?
誰か、手が痛くならずにボディを取り付ける機構を発明してくれないでしょうか。
ド素人が本気で組むTT-02B その7
シェイクダウンっていうやつです。
いざ外を走らせようとすると、なかなかいい場所がなく走らせる場所を探すのに苦労しました。
公園は子どもが多いし、誰も来ない駐車場も近所にはありません。
いい場所があっても必ず誰かの所有地なので、通報されるのを恐れながらやるくらいなら、やはり公園などのおおやけの場所でやった方がいいってことになりますね。
お金払ってもいいから、好きに走らせられる場所が欲しいって思ったりしましたが、それならサーキットに行けよ、という話になると思います。
そのサーキットに行く前の練習がしたいんだよ!(笑)
と、心の中で叫びつつ、やっとたどり着いたのが自宅から電車で20分程行ったところにある河川敷です。
色々な人が思いおもいの時間を過ごしていて、マラソンをしている人や、犬の散歩をしている人、遊びに来ている子ども達など、常に人の往来がありますが、その人たちの迷惑にならないように気を付けながら走らせるのでした。
家の近くでいい場所がないかもうちょっと探してみようと思います。
そんなこんなで、なんとか人生初の組み立てキットのラジコンが完成したわけですが、現状キット標準のドノーマル状態で、早くも入れたいオプションがたくさん出てきてしまいました。
これからこのクルマを少しずついじっていきたいと思います。
コメント
サーボセイバーの下のスポンジは砂利の侵入防止かもしれませんね…